客室清掃のパートをやってる人やこれからやろうとしてる人にとって、「人並みには仕事をしたい」というのは考えたことがあるのではないだろうか。ここで、人並みってどのくらいか考えてみたいと思う。ホテルの客室には様々なタイプや仕様があって単純に基準は作れないと思うが、経営的にみた基準は一応存在する。いろんなタイプがありすぎて全部は紹介できないけど、一番みんなにあてはまるビジネスホテルについてみると、まずシングル、ダブル、ツイン、トリプルに分けられる。そして、シーツカバーのかけ布団の下のやつをアッパーシーツと呼ぶけど、それがかけ布団をくるんで中に入れるデュベか襟元を折り返すだけのコンフォーターにわかれる。あと、やることは、ドア開け、窓開け、ゴミだし、シーツはぎ、リネン回収、洗面浴槽トイレ洗い、リネン配り、ベッドメイク、掃除機、共用廊下等掃除、仕上げ拭き上げ、アメニティセットと部屋内備品等セッティング、セルフチェックまでが一般的な作業内容である。
シングルタイプ、コンフォーターで標準作業だと1部屋17分、4時間で14部屋が熟練者、つまり職人です。12部屋は経験者と語れるレベル、10部屋ぐらいしか仕上げることができない人は素人レベルという扱いになる。これは、今日本のこの業界で、この仕事は800円程度の時給で4時間で最低でも12部屋を仕上げる計算で評価されている。そのため、人並みというのは、4時間で12部屋を仕上げることができるレベルであるといえる。しかし、実際に作業したことがある人は感じていると思うが、この部屋数をこなすのは非常に大変で、二度手間にならないようにしっかり計画した段取りとオリジナルの道具の工夫等でやっとこなせる領域だと思う。ちょっと長くなるので、またのつづきで

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