仕事の遅さに悩んでいる人は、段取りや掃除道具を変更する前に心理面を変えてみてはどうだろうか。
誰の為、何の為の客室清掃か?
こんなことを考えたことがあるだろうか。通常、清掃であればとにかく掃除するところをきれいにすれば一番喜ばれて褒められると思う。しかし、客室清掃という仕事でお金をもらう以上、誰のために、そして何のためにこの仕事を行うのかを考える必要がある。お金の流れを考えると、
お客さんが宿泊の対価としてホテルへ料金を払う⇒ホテルが部屋を仕上げて提供してくれる対価として払う清掃会社へ払う⇒清掃会社が部屋を仕上げて提供する実務を行ってくれる清掃員に給料として支払う
という流れになる。つまり、清掃会社としては、ホテルへ仕上げた部屋を提供して、その対価のお金をもらうのである。求めていないところまでを徹底的に掃除して決められたチェックイン時間までに部屋を提供できないのであれば、パートさんがいくら部屋をきれいにしても清掃会社に感謝されることはないであろう。
この作業を行うとどうしても時間がかかって遅くなるので、早くできるようにする努力をするのではなく、この時間内にできる作業はここまでなので、これはまた暇な時にしよう。といったように、常にまず時間ありきで作業を行うようにしてみたら、この仕事が、少し簡単になると思う。

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